ロウ付けと、知っておきたい「3つの溶接」について!
金属同士をくっつける
「ろう付け」
上手なろう付けは、仕上がりがとても綺麗なうえに強度もありますね。
さて、この「ろう付け」
「溶接手段」のひとつですが、溶接には他にも種類があるのをご存知でしょうか?
今回は、溶接について、代表的な3つの種類をご紹介します。
彫金にも密接な関係がありますので、ぜひ最後までご覧下さい。
融接(ゆうせつ)
溶接する材料(母材)を加熱して接合する方法が
「融接(ゆうせつ)」です。
彫金技法では「共付け」「しゃか付け」等とも呼ばれる方法で、母材同士を溶かしてくっつけます。
他にも、
・アーク溶接
・レーザー溶接
など、ジュエリー制作では身近なものです。
圧接(あっせつ)
溶接する材料(母材)に圧力を加えて接合する方法が
「圧接(あっせつ)」です。
金属の表面を密着し、熱や圧力を加えることで、金属の原子同士を融合させて一体化させます。
彫金では、伝統技法素材として
「木目金(もくめがね)」
があります。
銀や銅など、異なる金属を密着させ、電気炉で焼いて圧接し、一体化させたのが「木目金(もくめがね)」となります。
ろう接(ろうせつ)
私達が普段行っている溶接手段が
「ろう接」となります。
溶接する材料(母材)を溶かさずに、溶加材(ようかざい=ろう)を接着剤として接合する方法です。
母材を溶かす事なく溶接できますので、仕上がりが綺麗というメリットがあります。
また、異なる金属同士(銀と真鍮、金とプラチナ等)を溶接できるのも、ろう接の特徴です。
下記の記事では、これら3つの溶接方法について解説したうえで、
・ロウ付けの原理
・ロウ付けの長所短所
・ロウ材の種類
について詳しくご紹介致しました。
溶接について深く知る事は、綺麗な作品を仕上げるうえで、とても大切なことです。
ぜひ記事をご覧下さい。