シルバーのメッキ品でも変色は戻せる?重曹とアルミホイルで試してみた
「シルバーの変色を戻す方法」として、重曹とアルミホイルを使う手法はよく知られています。
しかし、それがシルバーのメッキ品にも効果があるのか?という点は、あまり語られていません。
この記事では、18金メッキが施されたシルバーリングを使って、実際に検証を行いました。意外な結果が得られましたので、ぜひ最後までご覧ください。
シルバーのメッキ品でも変色は戻せるのか?
今回は、「いぶし液」や「銀黒」を使用して、意図的にメッキされたシルバーリングを黒く変色させ、その後、重曹とアルミホイルによる復元処理を施しました。
検証に使用した道具と材料
- 変色させたメッキ付きシルバーリング
- アルミホイル
- 重曹(市販のものでOK)
- 熱湯(約300cc)
- 耐熱容器(プラスチックまたはガラス製)
実験手順:重曹とアルミホイルで変色を戻す方法
- 容器にアルミホイルを敷き詰める
クシャっと丸めたアルミホイルを底に敷く。 - 重曹を大さじ1杯入れる
- 熱湯(約300cc)を注ぐ
- 変色したシルバーリングを浸す
すると化学反応により泡(水素ガス)が発生し、約6分後には黒ずみがきれいに落ちて、元のメッキ色に戻りました。
なぜ変色が戻るのか?科学的な仕組み
アルミホイル・重曹・熱湯が反応して水素が発生します。この水素が、シルバー表面の硫化物(変色の原因)を還元し、除去することで、元の輝きが戻るのです。
実験結果:メッキ品でも変色が元通りに!
煮沸後に取り出してみると、黒ずみはほとんど消え、メッキの光沢が復活していました。
✅ 結論:シルバーのメッキ品でも、重曹+アルミホイルで変色を戻すことは可能
注意点と安全対策
- 作業時は換気を徹底してください(ガスが発生します)。
- 金属製以外の耐熱容器を使ってください(プラスチック・ガラス製が推奨)。
- メッキの種類や状態によっては変色が戻らない可能性もあるため、自己責任で行ってください。
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まとめ
重曹とアルミホイルを使った方法は、メッキされたシルバーにも効果がある可能性があるという結果になりました。
ただし、「どんなメッキでも効果がある」とは言い切れないため、大切なジュエリーで試す前に、目立たない部分で確認してから行うことをおすすめします。