ジュエリー制作3つの技法は、デザインによって使い分ける
ジュエリーの制作方法は、大きく分けて
・彫金(ちょうきん)
・ロストワックス
・CAD(キャド)
があり、作りたいデザインに合わせて使い分けるのがポイントです。
彫金(ちょうきん)
現代において「彫金(ちょうきん)」とは、ジュエリーメイキングの総称のように使われています。
しかし、昔ながらの職人さんの間では「彫金」は文字通り、「彫り」を生業としている職人さんのことになります。
一個造りや、貴重石の石留め、彫刻等、1つ1つの作業を行う職人さんや、
複数の工程を1人でこなす職人さんは、「錺(かざり)職人」と呼びます。
ここではジュエリー制作の総称「彫金(ちょうきん)」としてご紹介しています。
<彫金のメリット>
・0.1mm単位の緻密な制作が可能
・材料を溶かして再利用できる
・板、線、パイプなどの材料を作る事が可能
・直線、直角、面などが綺麗に正確に出せる
ロストワックス
ろうそくの「ろう」のような「ワックス素材」を使用して造形し、鋳造して製品を作る製法。
鋳造の前段階でワックスが消失する事から「ロスト(失う)ワックス」と呼ばれます。
<ワックスのメリット>
・立体物や具象デザインなど自由な創作が可能
・失敗しても溶かし合わせる事で再生が可能
・ワックスの種類が豊富で、自由な発想が活かせる
CAD(キャド)
CADは、パソコンで3次元デザインを作成し、3Dプリンタや光造形機に出力して造形する製法です。
<CADのメリット>
・手作業では難しい精巧なデザイン設計が可能
・データが残るため、何度でも出力できる
・直線、直角、面などが綺麗に正確に出せる
今回の記事では、これら3つの制作方法をご紹介すると共に、どんなデザインが向いているのか、そのメリットデメリットを解説致しました。
また、他にもマシンメイドなどや純銀粘土などもありますので、合わせてご紹介しています。
ぜひ記事をご覧下さい。